ふき

ヤギと男と男と壁とのふきのレビュー・感想・評価

ヤギと男と男と壁と(2009年製作の映画)
4.0
ジョン・ロンスン氏のノンフィクション小説、『実録・アメリカ超能力部隊』を原作とするコメディ作品。
「事実は「軍が秘密裏に超能力部隊を組織していた」って部分だけで、戦場や基地で大騒動を起こす部分はフィクションなんだろ」と思って見たら、全然違う映画だった。

なんだろう、感想が名状しがたい。
歴史的にも文化的にもものすごく重要なテーマを扱いながらも、畳みかけるように繰り出されるパロディとギャグが酷すぎて、全編「えっ、なんですかそれは(困惑)」の連続。冷静に考えればまだ笑っちゃいけないような題材なのに、コメディとしてちゃんと作り込んでいるから、不思議と不謹慎感は抱かなかった……かな? よく分からない。楽しんだのは確かなんだけど……。

ジョージ・クルーニー氏がジェフ・ブリッジス氏と一緒にいると、ロバート・ダウニーJr.氏に見えてくるのは私だけではないはず……と思っていたら、『アイアンマン』で見たようなシーンが出てきて大笑いした。タイミング的には偶然なんだろうけど。
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