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くもとちゅうりっぷのmakoのレビュー・感想・評価

くもとちゅうりっぷ(1943年製作の映画)
4.1
アフター6ジャンクションで「カリスマアニメーター」の井上俊之さんが今作を紹介されていたので検索したらYouTubeにあったので観ました。

監督は政岡憲三さんで「日本のアニメーションの父」と評されている方だそうです。1943年(昭和18年)に制作された日本初フルセルアニメーションです。
白黒アニメでミュージカル風。
擬人化した虫や花が出てきます。

とても76年前のとは思えないほどの出来で驚きました。虫たちのなめらかで軽やかな動き、雨粒の描写、風雨に揺れる葉の動きなどは今観ても古さを感じさせないアニメーションが素晴らしい。

擬人化した虫のキャラクターがよく描けていました。てんとう虫の女の子の丸みのある身体はなんだか艶っぽい。
ミノムシがめちゃ可愛い💓
蜘蛛が器用に手足を使って糸でブランコする描写も良かった。
現代で作られているアニメと遜色ない出来だと思います。


興味のある方はこちらをどうぞ😊
https://youtu.be/4GlcLGNbFT4

16分のアニメーションらしいですが貼っている動画は15分28秒のものです。

時代を感じさせないアニメーションですが、おわりが “をはり” となっている所だけ時代を感じました。

今年初、令和初の短編。

2019 #64
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