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キリエのうたのmakoのレビュー・感想・評価

キリエのうた(2023年製作の映画)
3.5
《忘れたい。忘れたくない。》
◎70点

監督・脚本・原作: 岩井俊二。

2010年~2013年、13年間の出逢いと別れ。
キリエの歌がつなぐ4人の物語。

冒頭は2023年。
ルカ(アーティスト名はキリエ)と通称イッコ(真緒里)の再会から始まり、過去と交錯して物語は進んでいく。
東日本大震災も絡め、主要な登場人物達の背景が明らかになっていく。

ネタバレを含んで感想を書くので情報を入れたくない方はこの先は読まないで下さいねm(_ _)m



⚠️⚠️⚠️⚠️

東日本大震災で傷ついた人たちの物語で、再生しようとする人もいれば、未だに心の傷が癒えず誰にも打ち明けられない秘密を持っている人もいる。

観ている間はそれなりに引き込まれたけど、観終わった後の感想はイマイチよく分からなかった。

俳優陣の演技はよかったです。
ルカ(キリエ)役のアイナ・ジ・エンドは一人二役でした。
演技も歌もよかったけど、一人二役じゃなくてもいい気がした🤔
ルカとキリエは姉妹なので、過去シーンで少し分からなくなった。歳が離れているからキリエがアイナジエンドの時はルカは少女なんだけど、少し混乱した。

イッコ(広瀬すず)の設定が謎でした😅
男をいいようにあしらって生活してて、こんなんでよく生活できるなという感じ。というか、男もよくこんな女に信頼を寄せてるなと思った。余程の甘ちゃんなのか💦

潮見夏彦(松村北斗)もなんだかよく分からない人だった。中途半端な感じがした。

寺石風美(黒木華)は一番まともな人。優しくて包容力のある人。

アイナ・ジ・エンドさんの歌、観てる間は気づかなったけど、Charaの歌い方に似てると後で気づいた。岩井監督の好みなのかな。

ちょっと期待して観たけど、私にはあまりハマりませんでした。



観客 23人
劇場鑑賞数 #126
2023鑑賞数 #140
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