このレビューはネタバレを含みます
ディズニーによる「多様性」の授業。
それを「親子で安心して楽しめるノワール」に仕上げるという発想と実現できる力量はさすが。
差別の根っこにある”恐れ”だったり、”事実を話しているだけ”という言葉の危うさだったり、現実にある様々な側面を上手く物語に落とし込んでいる。
あらゆる方面に適切に配慮がなされていて言うまでもなく脚本の完成度が高い。
ちょっと優等生すぎるところが強いて言えば弱点かもしれないけど、トランプが大統領になる可能性だってある今のアメリカにあまりにもタイムリーだし、
やっぱりこういう映画がなくちゃダメだよな、と思います。