KenichiAkagawa

チャッピーのKenichiAkagawaのレビュー・感想・評価

チャッピー(2015年製作の映画)
4.5
意識をインストールされた廃棄予定だった警官ロボット「チャッピー」が、ギャングに育てられながらも生き抜こうと奮闘する物語。

1年ぶりぐらいで見直してみました。なかなか考えさせられる作品でありながら、チャッピーの境遇が独特で、異色な感じが好きです。それでいて、「チャッピー」の成長過程がちょっと切なく、やっぱり面白い。

ヒュー・ジャックマンを悪役的起用するあたりも心憎い演出ですね。
評論家の言葉かりると「日本のアニメ的ロボコップが南アフリカのパンクなきゃりー・ぱみゅぱみゅとヒップホップ・ニンジャ夫妻に育てられる、ホロリと泣かせるSFバイオレンス・アクション!」ほんと、こんな感じの映画です。

ギャングなのに、棲家の背景や彼らのいでたちがどこかポップな印象で、独特の世界観があります。ギャングの二人が本物のヒップホップグループのメンバーで、ヨーランディ、ニンジャとも実名で出演しており、BGMも自身の曲を使ってるそうです。それにしても、「ニンジャ」って名前や、ニンジャのスエットの「ハイテンション」ってカタカナ文字が日本を意識している印象で、日本人としてはポイント上がっちゃいますね。

上映時間は約2時間ですが、テンポよく展開するので、結構あっという間です。一部痛いシーンもありますが、なかなかの意欲作だと思いますよ!
KenichiAkagawa

KenichiAkagawa