このレビューはネタバレを含みます
シリーズ第4作品目。
「おもちゃ」としての幸せは何か。
ウッディーは「アンディ」のおもちゃであり、
「アンディの1番のお気に入り」という「アイデンティティー」を
「ボニー」の下にいても捨てられない。
そのため、自分が遊び相手に選ばれないことが「耐えられない」。
1作品目では、最新のおもちゃにお気に入りを奪われるも「2人」でお気に入りに戻る。
2作品目では、アンティークではなく「アンディのお気に入りのおもちゃ」という選択肢を選ぶ。
3作品目では、アンディの選択を信じて、ボニーの元にいく。
どれもウッディは「アンディのお気に入りのおもちゃ」だったのだ。
だから今作のラストでボニーの元に帰るのもウッディーとしては「違う」のだろう。
バズは1作品目で「キャラクター」としてのアイデンティティーから
「おもちゃ」の自覚が芽生えていたから、
「ボニーのおもちゃ」でいられたのでは?
けっきょくウッディーは「アンディのおもちゃ」じゃなきゃ
耐えられないのだろう。
*****
個人的には今作は蛇足。
「アンディとウッディー」の物語はたしかに前作で終わりを迎えた。
それで終わっていて良かったと思う。