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トイ・ストーリー4のnaokiのネタバレレビュー・内容・結末

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

やっぱり、トイストーリーはすげー!面白かった!

圧巻の最終話かと思われたトイストーリー3の続編として9年越しの公開となった今作。トイストーリー3までのおもちゃとしての物語から、9年という時間が経ち、今回はおもちゃの物語の中にヒューマンドラマを見せてもらえたね。

冒頭、トイストーリー1での活躍が印象的なボーがいなくなるところから物語が始まる。トイストーリー3では、名前だけが出てきている。この辺は4を考えての脚本なんだろうから、大したもん。ボーはこの頃からカッコいい。

そして3の続き、ボニーの家にいってからの様子が描かれる。ボニーに遊んでもらえず、しかしボニーのことを支えるのが自分の使命だと自分に言い聞かせ耐えるウッディ。

フォーキー出てきてからはボニーのためにフォーキーを守ることに徹するウッディ。コミカルに描きつつ、ウッディの葛藤を滲ませるのがうまい。

やがてキャンプに出て、ひょんなことからボーとの再会。ボーとその仲間達は誰の物にもならず自由に、たまに子供に遊ばれながら過ごしている。

人の所有物になること以外のおもちゃの生き方を見出したボーと、葛藤の中フォーキーを助けようとするウッディ。この今作のメインの対比が、ヒューマンドラマになっているのが素敵よね。

そこから、いつものトイストーリーの魅力である、おもちゃ同士の力を合わせて困難を乗り切るシーン、からの一悶着。この辺うまいなあ。まじですごい。

ボーがデュークを鼓舞するところとか、バズのクライマックスのセリフとか、ハイライトが沢山。また泣かされた。

唐沢寿明と所ジョージの声はもちろん、戸田恵子の声が圧倒的に良かった。しかし、チョコプラには気付かなかった、売れたなあ。

しかし強いて言えば、これ系のストーリーは、最近だとプーさんの実写版とかに近い感じかな?実存主義な感じ、ちょっと既視感あるよなあ、、まあそれがトイストーリーというコンテンツにラッピングされてるから良いのか、、

何はともあれ、予告編で使われていたビーチボーイズの名曲、”God Only Knows”が最高に合う、素晴らしいエンディングだったなあ。いやー、ピクサー恐るべし。
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