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キングダムのnaokiのネタバレレビュー・内容・結末

キングダム(2019年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

原作は35,6巻まで読んでいるファンなので、不安ながらもかなり期待していたけど、すごい良かった!要所要所にキングダムへの愛が伝わる作品だったね。原作の規模感を再現するためにお金もめちゃくちゃかかってそうで、迫力がすごかった。満足。

基本的には序盤の成蟜編までで終わりなんだけど、そこもまた良かった。無理して詰め込んで冗長になるでもなく、王騎と政のやり取りの名シーンでしっかり作品としての今後の期待感を高めて終わるのは、俳優に惹かれて見た新規の人たちも漫画に取り込めそうでうまいよね。

アクションも良くて、特に原作っぽい吹っ飛び方とかジャンプとか、戦のシーンは基本的に全て、リアリティよりも原作に近い演出方法をとるという決断は正しかったと思う。忠実に再現されていて愛を感じたなあ。

山崎賢人は期待以上に信に成りきっていてすごかったなあ。まあ振り切っているキャラなので、ある意味演じやすいのかな?でも素晴らしかった。
あとは王騎役の大沢たかおもかなり頑張っていたなあ。演じるプレッシャーやばそうだけど、再現度高くて素晴らしかった!この辺は演者からもキングダム愛を感じてすごく嬉しかった。騰なんて必要ないのに出してくれるのは愛でしかないよね。顔は全然違うけど雰囲気を出せる要潤にもびっくりした。長澤まさみも、演技の幅広くてよかったね。吉沢亮の一人二役もうますぎてびっくりした。

ということで、制作側からも、演者側からも、原作への愛を感じる作品だった。主題歌もかっこいい。漫画を実写映画化するなら、全作品、これくらいの愛を持ってやってほしいなあ。
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