Aoi

トイ・ストーリー4のAoiのネタバレレビュー・内容・結末

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

予告の振りと前評判で何となく展開は読めていて、結末も予想外の範疇は超えなかった。
ストーリーの大筋も、持ち主からはぐれて、悪いヤツに捕まって、仲間で助け合って乗り越えて…みたいなのは過去作と変わらない。

やはり3が最高の完結作としてできあがっていたため、見終えた後しばらく4に対する違和感とウッディの選択に寂しさがあった…

他の人のレビューを読んだり、時間が経ってから自分なりに解釈したりすると、1-3の延長線上としてではなく、アナザーストーリーとして4を捉えることで、この作品は受け入れられた。

ウッディは1-3で色んな経験をしてきて、様々な過去を持つおもちゃ達と出会って、周囲を見て自分の役割を考えられる大人になっていた。

新キャラのフォーキーがたびたびゴミに戻ろうとする(いわば自殺?)を阻止し、おもちゃとしての生きがい・使命について教える。
アンティークショップ行きになってしまったボーは自分で道を切り拓くたくましい女性になっていた。
不良品で一度も子供と遊ぶことができなかったギャビーギャビーにボイススピーカーを譲る自己犠牲の精神。

ウッディは仲間と共にボニーのところに残るという選択もできたと思うが、4の中で悩みながら自分の進みたい違う道を選んだ。
おもちゃも成長してそれぞれの人生を歩んでいく姿が描かれていて、心打たれる実に深い作品だった。

(あーでももし続編があったら、子どもができたアンディとばったり再会するみたいな展開にしてほしい…)
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