ほしの

トイ・ストーリー4のほしののレビュー・感想・評価

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)
5.0
見終わって帰りの電車の中でも泣きそうになった。

環世界と自由意思、実存と生命、人生などなど思った。

おもちゃの話ってよりもはや人間にその存在を知られてはいけない小さな別の知的生命体の話って思った。

環世界が交差して、ウッディの環世界が揺らぎ変容していくなかで、自由意思のありようが変容していく。環世界からの規定をうける自由意思が見事に描かれていると思った。別の会社に移るのも環世界が変わるんだろうなぁと転職する人のこととか思った。

フォーキーは、(おもちゃという)本質があるという前提に揺さぶりをかける存在。自分の本質をゴミとしていたフォーキーはゴミとして振る舞おうとする。そのフォーキーが変わっていく。そうして最後にトイストーリーの前提(生きているおもちゃ)、「生命」を揺さぶる。すごい!「生命」という前提、本質に対して実存的な生き方がありうるのか。トイストーリー5 どうする⁈

ウッディが右往左往するところが良かった。新しい世界ではあんなもんですよね。バズも良かった。有限の選択肢をシャッフルしてしっくりきたのを選ぶ心の声の聞き方が良かった。

環世界のシャッフルが執着をとく
ほしの

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