インド郊外で風力発電の開発に従事するアメリカ人・ニコラスの携帯電話に恋人から緊急事態を告げる連絡が入る。
市街を見下ろすと、人間が人間を襲う地獄絵が広がっていた…。
ロメロゾンビを彷彿させると一部で人気だった『ゾンビ大陸アフリカン』の続編。
今回の舞台はインド。
インド映画だからと言ってゾンビが歌い踊りだすこともなく。
真面目にゾンビ映画です。
内容は舞台をアフリカからインドにしただけ、と言われたら反論はできないくらいのちょっとした違いしかない内容。
BGMも前作の使いまわしがあります。
狭い路地でのシーンはどことなく『サンゲリア』みたいでなんだか楽しくなりましたが、辺境の地でのこんな体験、ほんとに嫌ですねっていう気持ちになれるので、ゾンビ映画としては良く出来てると思います。
主人公がイギリス人という設定で、インド人ゾンビとの対比も良い。
ラストはちょっと深い意味を持ってるんでしょうが、私の頭が悪いのかよくわからなかったのが残念。
因果応報らしいがホラーにそんなの求めてないから、という。
あとは、やっぱりノロノロしたゾンビは怖いって思わないなぁ…。
走って追いかけてくるから、こっちも逃げなきゃってドキドキするのに、向こうから歩いてきたって余裕で逃げられるでしょうに。
この映画でも、主人公を襲うゾンビがいくらなんでも弱すぎ。
ドアとか突破できなさすぎ。
元祖はノロノロなんだろうけど、自分は走ってくるゾンビの方が好きですね。
逆にゾンビはノロノロしてこそゾンビだろ?!って言う人や、走るゾンビに嫌気がさしてきた人には面白いかもしれない。
こればっかりは好き嫌いだから、何とも言えないし、言うつもりはありません。
余談としてインド人は白いシャツを着てる人が多いとわかりました。
あと、ヒロインがインド映画にしては珍しくタイプじゃなかった。