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本能寺ホテルのbs3のレビュー・感想・評価

本能寺ホテル(2017年製作の映画)
2.8
「プリンセス トヨトミ」と比較すると別物。演者も監督も脚本も同じなので、原作の有無が問題なのか?フジテレビが絡むと全てがダメになるのかと思いたくなるレベル。演者の出来は良かっただけに残念。
平成の世。京都を訪れた女。偶然泊まることになった「本能寺ホテル」。何故か女は寺に迷い込む。寺の名は「本能寺」。時は天成十年六月一日。あの「本能寺の変」の前日。
「本能寺の変」の謎に迫るとうたい、冒頭に謎を列挙しながらも、謎解きできていない残念さ。他者との連鎖のない意味不明な登場人物。単発で繋がりのないエピソード。伏線+回収がないストーリー展開。美味しい題材のはずなのに、どうしたのだろう…?
明智光秀を日向守と呼ばせているので、呼称問題は承知のはず。なのに、織田信長を上総介ではなく信長と呼ぶ主人公に側近が何も指摘しない。エンタメ作品に対して指摘するほどのことではないが、気になった。
映像的にはテレビ以下の品質。CG表現はパソコン+フリーソフト+素人以下。平成と天正のふたつの時代を舞台にするためには、映像表現が重要であるはずなのにとても雑。光と陰がデタラメだが、色調補正フィルタひとつでごまかせるはずなのに...
「信長は本当は良い人だった」物語だと考えると楽しめる作品。
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