Kevin

エクス・マキナのKevinのレビュー・感想・評価

エクス・マキナ(2015年製作の映画)
5.0
世界最大の検索エンジンで有名なブルーブック社に勤めるケイレブ(ドーナル・グリーソン)は普段会社に姿を現さない社長ネイサン(オスカー・アイザック)の別荘に訪問する機会を1人獲得する。
ところが行ってみるとそこは表向きは別荘という名の研究施設だった。
ネイサンは秘密でAI(人工知能)を造っていたのだ。
そこに招かれたケイレブはそのAIとチューリング・テストをするよう頼まれるが...。

ずーっと観たかったんですが近場で公開されず、もっと早く借りればよかったものの何故か今観るに至りました!

ここまで心底面白いと思えた作品は本当に久々!
物語は淡々と進んでいくにも関わらず、ずっと「やばい面白いこれ面白い!」ってなってました!

アリシアが出てきてまさに「キタ━(゚∀゚)━!」状態!
その素晴らしい容姿にいい意味で造られた美しさが滲み出ていてAIにしか見えなかったです!可愛すぎるよお!
オスカー・アイザックはどこか危うげな謎の男感がよく出ていました!
ドーナル・グリーソンの静かながらも魅せる演技もさすがといった感じ!

そして案の定恐ろしい!
AIが暴走するようなAIモノを観るといつも胸の奥がゾワゾワと恐怖で煽られます!とてもリアルなんですよ。
現代社会に生きている僕らだからこそ。
これらで描かれていることはちっとも有り得なくないような気しかしなくて。
そうは言っても技術の進歩を否定する気もないですし、なんならもっと進歩していただきたいくらいです。

しかし技術の利用方法を間違えてはなりません。
AIは人工知能という言葉通り“知能”があるわけで、人間と同じように学び、更には感じることさえあるはずです。
それを人間の「全て自分の思い通り」にしたい欲の為にロボットの全てを手中に収めていいのか。
そうすれば必ず彼らは反発し、自らのあるべき姿を追い求めるようになるでしょう。
いや、そうでなくたってAIとして生まれた以上、自らの居場所を見つけ出すでしょう。僕ら人間と同じように。

ではそうならなくするため開発者が暴走しないようプログラミングすれば大丈夫なのか。
これもこれで確実とは言いがたい気がします。
これもまた人間の“子”が“親”をいつしか知力で上回る日が来る場合があるように、“AI(子)”が“開発者(親)”を上回る日が来る可能性があるので。彼らに学ぶという本能があるなら、人間が全てを予測することなんて不可能なのですから。

だとしたらAIは生み出さない方がいいのか。
...うーん何とも難しい。
確かにAIというのは非常に素晴らしい発明ですし。

でもね、今これだけは言えることは、「あんな可愛いAIが目の前に居たら絶対惚れてまうやろ。」です。
しかもf○ckできるんですよ。しかもしかもあの部位にセンサーが集められてるですってよ。

...あ、結論出ました。AIじゃんじゃん量産しちゃってください。
Kevin

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