作った雪だるまが動きだして、少年と一緒に、おうちの中でいたずらしたり、外へ出て空を飛んで冒険の旅に出る物語。
子供のころ寝静まったころにいたずらしたり、ピーターパンみたいに空が飛べるなんてどこまでも信じてた懐かしい気持ちを思い出させてくれる。
絵本がそのまま動き出したような繊細でやわらかいタッチの絵と、メランコリックな音楽のみの映像。言葉はなくてもその夢物語の心地良さは、伝わる。
ただ夢物語ははかなく終わるけれども、子供のころ夢見た果てしない夢は心の中にずっと生き続ける。そんな気持ちを思い出させてくれる映画。子供のころのあの気持ちは大人になっても絶対忘れたくない。