結湖

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカの結湖のレビュー・感想・評価

4.8
MCU、22作目【アベンジャーズ:エンドゲーム】公開までにMCU全部、おさらいしよう!(訳:ほぼ毎日観ないと間に合わない!未レビューは書いて、レビュー済は追記していく予定です。)

13作目【シビル・ウォー:キャプテン・アメリカ】
シビル・ウォーてのは、”内戦”って意味だそうで。ギスギスしていたアベンジャーズのメンバーたち、なかでもなにかと対立してたキャップと社長ですが、この物語で溝が決定的になります。”ソコヴィア協定”もそうですが、物語の最後に決定的な事実が判明します。
また、バッキー/ウインターソルジャー(セバスチャン・スタン)がこの物語のカギになっています。ほとんどのヒーローが登場し、さらに新たなヒーローも二人登場する、盛りだくさんな今作ですが、【キャプテン・アメリカ】3部作の最後にあたるので、キャップとバッキーの関係がさらに深く描かれています。やはり、これはキャップの物語です。
トニーのトラウマ、抉りまくりなのが辛いところ。キャップ―、社長は社長でいろいろ考えてんのよ、そこはそれ、組織のトップにいた人だからね、理屈だけではやっていけないことが世の中にはあるってことを知ってる。会社経営なんてしてる人だからさ、組織ってものがどういうものかをよく知ってるわけです。社長はアベンジャーズを制限したかったわけじゃなくて、世界にわかるように確かな地位をつけて、立場をはっきりさせたかったんだよね。キャップの気持ちもわかるけどさぁ。
これが尾を引いてるのが【アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー】でもでてきます。ていうか、こんな壮大なクロスオーバー作品を進行形で体験できるって本当にありがとうございます!!今を生きてて良かった!

2019/04/20:BD

<以前のレビュー>
面白かった!なんだよ、MCU!どこまで満足させてくれんだよ!若干、こえーよ!!フェーズ3の幕開けがこんなにもクオリティが高いって、一体どうなってんの!?もう、こうなったらどこまでもついていきます!!(なんかもう、毎回言ってる気がする)

さてさて、何よりもすごいのは『アベンジャーズ』と言ってもおかしくない豪華さなのに、この映画はれっきとした『キャプテン・アメリカ』シリーズであること。これにつきます。
バッキーでもなく、アイアンマンでもなく、ほかに登場するどのヒーローの物語でもない、キャップの物語なのです。
物語は『アベンジャーズ:AoU』の続きになります。人類滅亡の危機を救ったが、一方で多大な被害も出てしまったアベンジャーズ。その巨大すぎる力を制御するため国連は管理下に置く「ソコヴィア協定」を提案します。その協定をめぐり、賛成派のトニー・スターク/アイアンマン(ロバート・ダウニーJr)と反対派のスティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)が対立します。しかし、そこには罠が……。
この対立はどちらも正義があるんです。どの組織にも属さず己の正義を信じるキャップも、多くを救いたいと思うあまりどうしても救えない人間が出てくることに自責の念が大きすぎる社長も。
キャップはその信念を決して曲げません。たとえそれで世界を守るためのスーパーヒーローチームが瓦解しようとも。
その意味でこの映画はほかの誰でもない、キャップの物語であると私は感じました。
そして、この物語のもう一人の主人公は社長。物語は容赦なく社長のトラウマをえぐってきます。もうやめて!トニーのSAN値は0よ!!
これ以上はネタバレになるのでやめますが、とにかく!これほどのヒーローを集めて物語が破たんしてないどころか、むしろ重厚でそのうえアクションも文句なしで、そのうえ、MCUとしてちゃんと成立してるし、次の作品に向けての伏線も張ってくるだなんて……どんだけすごいことをやってのけてんのさ、マーベル!!
一体、どうなるのよ、これから!!
だから、いつものエンドロールの最後のアレ。
●● will return
って、知りたいのはそこじゃねぇよ!てか、お前さんが戻ってくんのは知ってるし!!
って、ぶわぁぁって変な汗がでてくるくらい、面白かったです。
もう何回かは見に行きます。というか、見に行かざるを得ないです。
2016/04/29:TOHOシネマズ新居浜(2D・吹替)
2016/04/30:ユナイテッドシネマ今治(2D・字幕)
2016/05/17:シネマサンシャイン衣山(IMAX3D・字幕)
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