社会のダストダス

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカの社会のダストダスのレビュー・感想・評価

3.6
MCUマラソン13個目
アベンジャーズ内紛!いや…いつも喧嘩ばっかしてる気がするけど

イメージビジュアル通りにキャプテン・アメリカVSアイアンマン
そういえば同じくらいの時期に「バットマンVSスーパーマン」も公開されたんだっけ。
どちらもストーリー的には重め、批評的には明暗が分かれたみたいだけど、あっちも結構好き。

続きが気になっていた「ウィンター・ソルジャー」に続くキャプテン・アメリカ3作目で、「エイジ・オブ・ウルトロン」の直接の続編的な内容だった。実質アベンジャーズ2.5。
冒頭のアベンジャーズの作戦で市民に多くの死傷者を出してしまい、アベンジャーズは国連の管理下に置かれることになり、反対派のキャプテン・アメリカ派と賛成派のアイアンマン派に分かれることになる。

ソーとハルクはどこかに行ったけど、ブラック・パンサーやらスパイダー・マンやらが出てきてとんでもなく豪華。もう最初から穏便に解決する気なんてないだろうと。
彼らは帰ってきたらチームの変わり様に驚くだろうな。

親友のバッキ―を助けるためとはいえ、ルールを重んじるタイプのキャップがチームを分裂させ、いつもは破天荒なトニーが止めるという展開が個人的には意外だった。観る前のイメージでは逆を想像していたので。
「キャプテン・アメリカ」シリーズだけど、「アベンジャーズ」「アイアンマン3」「エイジ・オブ・ウルトロン」と経て変化してきたトニーの心情が特に印象的だった。

今までの作品と違い超パワーを持っているヴィランが出てこない、強いて言うならアベンジャーズ分裂の為に暗躍するダニエル・ブリュール演じるヘルムート・ジモ。悪役としては今までで一番悲哀を帯びていて、彼の精一杯の策謀が本作のキャプテン・アメリカ対アイアンマンを演出する。

ヒーロー同士の戦いだから殺意低めだけども、空港でのスマブラはかなり面白かった。アントマンの蟻さん部隊が出てこなかったことだけが少し寂しかったけど。
最近のアイアンマンは量産されたりして、若干ガラクタ感出てきてた気がしたけど終盤の肉弾戦は凄くカッコよかった。
「アントマン」と同じ日に観たのでギャップでよく分からん気分で夜寝ることになった。

一人でアベンジャーズ内紛をけしかけ、御身みずから戦場に立ったロキ様はやっぱり偉大だと分かった。