結湖

ブラックパンサーの結湖のレビュー・感想・評価

ブラックパンサー(2018年製作の映画)
3.5
MCU、22作目【アベンジャーズ:エンドゲーム】公開までにMCU全部、おさらいしよう!(訳:毎日観てももう間に合わない!順番に見るのはあきらめた。未レビューは書いて、レビュー済は追記していく予定です。)

18作目【ブラックパンサー】
【シビル・ウォー:キャプテン・アメリカ】で登場した、ティ・チャラ陛下/ブラックパンサー(チャドウィック・ボーズマン)の謎多き祖国、ワカンダの物語です。
ここでワカンダがどういう国なのかが描かれています。物語はCWの続きになり、父である国王を亡くし、その息子、ティ・チャラといろいろと訳ありな、エリック・スティーヴンス/キルモンガー(マイケル・B・ジョーダン)との王位争奪戦が描かれています。
未開の地だと思われていたアフリカの途上国ワカンダですが、地球上で唯一、ヴィブラニウムという超鉱石を産出でき、そのヴィブラニウムがもたらしてくれた恩恵で、実際は超文明国家だったのです。しかし、それが国外にバレてしまうといろいろと面倒なので、国絶し、真の姿を隠していたのです。
ヴィブラニウムはなんにでも転用ができる超鉱石なんですが、それにしたって超文明すぎるでしょって感じのワカンダ。
それだけではなく、ワカンダは女性も対等に力を持っているのが分かります。国王の親衛隊は女性たちです。
エリックはそのルーツからワカンダの国力を利用して、世界の同胞を武力行使で救おうとします。
ヴィランではありますが、そのルーツや想いには深い悲しみがあります。この物語はMCUのヒーロー譚で言えば、そこまで突飛な物語ではないと私は思うのですが、その背景にある今まだ深く残る差別問題などを考えると最後のティ・チャラの演説は深く胸を打つものがあります。
陛下はカッコいいなぁ。

2019/04/24:BD


<以前のレビュー>
MCUは毎回、期待が上がりまくって見に行くんですが、今作はこんなものかなぁ、ってのが正直なところ。
ストーリーが読めてしまうのはまぁ、いいんですが、(もう、従兄弟ぐらいしかないわなぁって思わなくもない)ワカンダ文明が発達しすぎてて、アレ、地球じゃないよね。
呪術的な要素を盛り込んだり、音楽はブラックミュージックで、上手くミックスしてるのは好きだけど、そこまでノレなかったなぁ。
いや、陛下は好きです。インフィニティ・ウォーが楽しみすぎて、今から眠れないぐらいなんだけどね。

2018/03/02:TOHOシネマズ新居浜(字幕)
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