DarkKnightK

アベンジャーズ/エンドゲームのDarkKnightKのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「3000回愛してる」

前作で人口の半分を失った地球。しかもバートンが家族全員を失うところからの衝撃的スタート。全く前知識を仕入れずに行ったらまさかタイムトラベルものとは。しかしこれまでの過去とのリンクが上手く繋がり、トニーと父親のハワード、スティーブと恋人マーガレットとの邂逅には涙が出た(もちろん故スタン・リーのお姿にも!)。様々な苦労を経て迎える戦いの結末とは。未来を少しだけ修正するつもりが、やはりそうは上手く行くはずもなく、新たな犠牲者まで出ることに。しかしそれでもヒーロー達は前に進んでいく。その姿に涙。もう中盤から涙が止まらなかった。

MCUを支えてきた二大巨塔の一人であるトニー。「アイアンマン」シリーズ初期の彼は自己中なキャラだったが、作品を重ねるにつれ、次第にリーダーシップを発揮。そしてついに自己犠牲へと至る姿に涙。

一方のスティーブは遂にヒーローとしての役目を果たして復活の人間として歳を重ね、サムにシールドを託す(原作ではバッキーだった気がするが)。キャップ派としては、本当のラストに涙した。素晴らしいラストでした。

DC派の自分もすっかり引き込まれてしまったMCU。気づいてみれば10年もの時間が経過していた。各作品での少しずつ打たれてきた布石が本作でついに結実したことは大いに評価せねばなるまい(SWサーガは時間が経ち過ぎてもはや最初のシリーズとは別物であることを考えれば)。感謝の気持ちを込めてモーガンがトニーに伝えた「3000回愛してる」という言葉をMCUそしてその素晴らしい世界を構築したスタッフにそのまま伝えたい。10年間素晴らしい映画体験をありがとう!そしてまた会う日まで!!
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