おもちの国

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅のおもちの国のレビュー・感想・評価

2.5
総合的に虚無を感じた。
ストーリーに粗があるわけではないが、全然のめり込めないまま終了した。映画内に登場する要素(キャラクター、魔法生物など)にときめかないまま進んだのでその人たちが織りなす冒険や恋愛にも興味を持てなかったのかなと思う。なので好きな人は好きなのかも。

以下個人的にうーん…となった所(ハリーポッターシリーズと比較する点が結構あります)
・世界観の魅力、個性が薄い。(ハシリーズで魔法使いの学校をテーマにした時のような個性のある“箱"を感じなかった。ハシリーズがイギリスなのに対してアメリカが舞台、魔法を使わない人間の呼び方も違うなどワクワクする所はあったけどそれ以降あまり見られなかったのが残念だった。)
・魔法生物の見た目に魅力を感じなかった。これは好みなんですけど、興味のないカードゲームのモンスターデザインのような印象を受けた。
・キャラクターに愛着が持てるところまで行けなかった。何故か分からないけど行動の一つ一つに対してそうなんだ、へー…?という以上の気持ちを持てなかった。
・↑これら全てを繋ぐストーリーに関して、特別驚くような展開もなく、グッとくる描写もなく終わっていった為、見ている間退屈ですらあった。
キャラクターに感情移入したり良いキャラだなと思わないと、一歩引いて見ちゃうみたいな事が起こったかも。
だから好きな人は本当…好きだと思う。要素が自分にガッチャンコするかしないかって大事だなと思った。
・ここまで書いててハリーポッターと比べてみるのがいけないのかな…と思いかけたが、一応地続きのシリーズではあるので…なんというかハリーポッターの世界観とモチーフの選び方(愛、運命、勇気とか)にめちゃくちゃ寄せるか、あるいは全然違う方向に離すかしてほしい。

良かった点
・ニュートのキャラデザ、衣装の感じ、演技の感じ、吹き替えの声優さん全てよかった。萌えに来させてるなと感じたし実際萌えそうになってた。(ただあと一歩のところで乗り込めなかった)
ニュートがハッフルパフ出身だというのが…良いじゃん…ってなった。
・大きな鳥の毛並みがフサフサしていた。
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