Kevin

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅のKevinのレビュー・感想・評価

4.6
舞台となるのは【ハリー・ポッター】シリーズから数十年前の1926年ニューヨーク。
その頃のニューヨークは各地に破壊の爪痕を残す不可解な現象に悩まされていた。
そんな中、世界中の魔法動物の調査をしている、後にホグワーツ魔法魔術学校の教科書“幻の動物とその生息地”の著者となるニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)がニューヨークに到着する。
彼がいつも持ち運ぶ革のトランクには沢山の魔法動物が入っているのだ。
しかし到着した矢先、ノー・マジ(普通の人間)であるジェイコブ(ダン・フォグラー)という男に偶然出会い、彼は手違いでニュートのトランクと自分のトランクを取り違えてしまう。
そしてトランクの中の魔法動物たちがうっかり街中に放たれ、ニューヨークは更なる混沌に陥ることに...。

蓋を開けてみたらそこにはなんと!今までと違う新しいハリポタ、かつ従来のハリポタらしさを兼ね備えた極上のエンターテインメントに仕上がってました!
“予告の出来が良かっただけに残念”という作品がチラホラある中、この作品の予告で伝えられてる魅力はほんの1割程度です!
こんなにワクワクしたのは久々!
1作目なので“まだまだこれから”というような雰囲気もありながら、その盛り上がりっぷりには驚かされました!
前シリーズにも様々な魔法動物が出てきましたが、それをものの小一時間で凌駕するほど次々と魅力的で個性的な魔法動物たちがスクリーンを暴れ回ります!
もちろん魔法を駆使した演出も最高に迫力満点!
舞台となる現実世界の1900年代初期のニューヨークの街並みも魔法使いの世界観に溶け込んでいて全く違和感なかったです!

そして登場人物もみんな魅力的!
主演のエディが演じたニュートはどこか不安定で、なんと言えばいいかわからないけどこの感じは彼しか演じれる俳優がいないんでは??大好き。
そんな彼と共に行動をするティナを演じたキャサリン・ウォーターストンやその妹クイニーを演じたアリソン・スドルも愛おしいキャラでして作品に華を添えてくれました!
大好きなコリン・ファレルが演じたパーシバルの漂う危険感もgood!ファレ兄こんなに魔法使いが似合うなんて!
そしてさすがエズラ・ミラー!彼の演じたクリーデンスの存在感は異常でした!
しかし忘れちゃなんねえのがジェイコブ役のダン・フォグラーです!
彼はニュートたちの中で唯一のノー・マジなんだけどその存在が作品にとっても自分にとっても大きかったです!
確かにニュートたちのような魔法を使うことは出来ないけど、彼には〝人々を幸せにする〟という魔法に長けた必要不可欠な人物でした!
(ちなみにちょい出のロン・パールマンはCGキャラクターですがひと目でわかると思います。笑)

ちょっと今興奮してて書きたいことがまとまらないけどこれだけは言えます!
期待していいですよ!大大大満足でした!
次の休みにまた観てきます!

1作目がこれだと後の4作は一体どうなっちまうんだ!
なんでもJ.K.ローリングが映画の為に描き下ろした本シリーズは当初3部作の予定だったそうですが、「想像が膨らんだ」ということで5部作に。
...もう天才としか言いようがない。
このハリポタの世界を創り上げた彼女は本当に偉大すぎ。

そういえば話戻るけどクライマックス付近の〝あれ〟ね...。
知ってたよ!知ってたけど聞いてるのとは違くて「え?!今...回...?!え?!」ってなりましたよもう!
まじたまんないっす!やっぱりオーラが違う!
...なんでもありません!失礼!
Kevin

Kevin