ぴのした

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅のぴのしたのレビュー・感想・評価

3.3
ハリーポッターシリーズのスピンオフ。舞台はハリーたちの時代から70年も前の1920年代アメリカ。

ストーリーとしては前半が説明ばかりでやや退屈気味だけど、後半は前半で貯めた伏線とハリポタ本作との絡みも使ってそこそこ面白くなる。魔法が使えないジェイコブとかヒロインの妹とか登場人物のキャラが立っていて面白いのも良い。

この時代のアメリカの独特の雰囲気や、主人公のカッコいい衣装もツボ。禁酒法や魔女狩りなど、本作よりも現実とリンクしたストーリーになっているのも面白かった。

全体を通して、ユニークな魔法動物たちやアメリカという舞台設定、人間界の絡みなど、JKローリングが細かく設定していたけれど本作では説明しきれなかった部分をここでまとめて描いたような印象を受ける。

個人的には若き日のダンブルドアが出てくるとか本作との絡みがもっと欲しかった。続編はニュートのホグワーツ時代の話らしいし期待。