本作はハッカーを題材とした犯罪サスペンス映画ではなく、天才ハッカーである主人公と捜査官との駆け引き(心理描写)を描いた作品です。
マインドファック映画と謳っているので、騙されないように気合いをいれて観ました。
最初に手品が披露されるが、これがポイントと考えます。
主人公は捜査官を、監督は観客をそれぞれ騙そうと仕組んでる。
ストーリーは回想から始まり、現実世界とネット世界(仮想現実)を行き来してテンポよく進む。
この展開の良さも加わり、まんまと騙されそうになった。
騙されなように身構えるが、捜査官と同じ罠にかかった。
手品のカラクリに気付いたのは、捜査官より少し早い程度でした。
最後に主人公が解放される時の怪しい人影は誰?
やはり、ユーロポール(欧州刑事警察機構)はトリックに気付いていたのか、この点が気になります。
ハリウッドでリメイクが決まっているそうなので、リメイク作品も待ち遠しいです。