良くも悪くも、らしくないスタートレック。設定も、ストーリー展開も、キャラクターも、音楽も、なぜかスターウォーズっぽさを感じた。逆に、知らない人でも楽しめるシリーズになったとも言える。未来の宇宙空間を舞台にしたアクション映画を楽しんだ。
惑星連邦の宇宙船エンタープライズ号。救援活動の最中、未知の宇宙船の攻撃を受けた。惑星に脱出したクルーはバラバラに。未知の敵の目的は？その目的を阻止できるのか？
改めて思ったのは、未来を描いているのに、未来を感じられないこと。本作品に限らないが、人類の想像力の枯渇なのか？寂しい。SF作品試練の時代だ。
彼らの元々のミッションは、「未知の世界を探検し、新しい生命や新しい文明を探し出す。」ことだったはず。しかし、もはや探検・探索という要素はなくなり、謎的要素もなく、未来の宇宙空間を舞台にしたアクション映画になってしまった。
つまり、リブート三部作目で、過去のしがらみを捨て、一般受けするエンタメシリーズへの変貌を遂げてしまった。まるでスター・ウォーズ/フォースの覚醒のように。続編はありそうだが、自由に羽ばたいていくのか？過去にこだわる回帰作となるのか？
チームワークというテーマを持っているが、決して重くはなく、ただただ楽しめる作品。
