FutosiSaito

ビューティー・インサイドのFutosiSaitoのレビュー・感想・評価

ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)
4.2
 いったい、どうしてくれるんだ韓国映画!というくらい、いい映画。
 設定もテーマも題名どおりなのだが、細部が巧い。巧すぎる。
 会いたいときの感覚や、会ったら別れたくなくなるようすや、会えないときの切なさまで、何から何までグッとくる。
 『建築学概論』も、そうだった。
 韓国映画といえば『復讐者に憐れみを』とか『わるいやつら』とか『殺されたミンジュ』とかエグい暴力の映画を、まず思い出す。
 だが、こういう恋愛の普遍的な描写も実に巧い。
 イケメンとセーラー服の女優を出して、どっちかが死ぬ設定でそこそこ儲ける日本の映画が辛すぎる。
 この映画では、上野樹里の使い方も絶妙だった。さらに魅力的に映っていた。
 細部にやられっぱなしだ。
FutosiSaito

FutosiSaito