はま

はじまりへの旅のはまのレビュー・感想・評価

はじまりへの旅(2016年製作の映画)
3.7
ヴィゴ・モーテンセン!
やはりあなたは素晴らしい!

去年のアカデミー賞で“場違いな”主演男優賞ノミネート(byジミー・キンメル)をされたヴィゴ。
受賞はケイシーだったけど(すまんねへへへ☺️)、なるほど納得のノミネート!

結構特殊な設定で、下手したらめっちゃフィクション臭くなるお話しだったけど、最初から最後までリリアルだったのは、おそらくそういう演技力の賜物なんでしょう。

「あれはどうなったんだろう?」って思うところもあるけど、想像の範囲内として捉えられるぐらいの寛容さで観られる内容でした。
だって面白いものにはケチつけたくないじゃん←

【森の中で自給自足の生活を送る男と6人の子供たち。世俗の文化から切り離された彼らは、その世界の中で立派に生きていたが、ある日母の訃報が届き…】

森の中での衝撃的な生活から始まって、うへーなんて生活だ、って思うけど、ぶっちゃけ私も、生まれた時からこの生活ならアリかもしれない。
電子機器のありがたみを知っている今だからこそ無理だけど、最初からそんなもの無かったら…

そう思えるくらいには、父であるベン(ヴィゴ)の育て方は魅力的でしっかりしていました。
だから、肝心のストーリーである「下山した街」で起こる、というか俗世の他人に突き付けられる「あなたたちは異常」という言葉たちが非常に不快でした。

でも、観ていると「なるほど」「確かに」と思わされる事実が沢山あって、家族も、世間も、どちらにも共感…。
言われてみれば、学校って「勉強しに行くところ」じゃなかったんだなって今更気付いて衝撃でした。
勉強は、+α。


私は森で生活してるわけではないけど一番共感したのはヴィゴ(それだけ演技が親身だったんだと思う)。
だから、彼の気持ちになって泣きそうなシーンもありました。
くそー!やっぱりヴィゴはかっこいい!!



とてもどうでもいいけどヴィゴのセリフに「そんな空想上のエルフを信じるのか」ってあって「レゴラス…」ってなった(どうでもいい)
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