2017年見納め作品。
全体的にしっとりユニークに纏まっていた作品。
ポーランドのアンジェイ・ヤキモフスキ監督の
【ヒューマン・ラブ・ストーリー】。
ポルトガル、リスボンの視覚障害施設にイアン
（エドワード・ホッグ）が訪れる。イアンは
【反響定位】というテクで杖を使わず歩ける教師
として、子供たちに外の世界に出る素晴らしさを
教える。ある日、隣に住むひきこもりの女性
エヴァ（アレクサンドラ・マリア・ララ）と知り
合い、イアンと共にリスボンの街に出る…。
兎に角、【音】の敏感な映画で目を閉じると心地
良い。
街に繰り出し、車道を渡るシーンにはハラハラ
する。
盲目の2人の恋は新鮮だが、ラブ・ストーリー色
よりもドラマが強い印象。
リスボンの街のクラシックな【詩的映像美】。
エヴァ役アレクサンドラ嬢は（ジャケよりも）
美人でセクシー。
（劇場新作【ジオストーム】出演。）
イアンの行く末は…貫いた信念で自業自得と言え
るだろぅ。
ラストの展開は味わいがあって良かった。
（なるほど、心憎い演出。）
