この主人公、変なプライドが邪魔になっているのではないか。
国家レベルの極秘作戦に参加させてもらえるというだけで、とても勉強になるし、スキルアップにつながると思うのだが、この主人公は作戦の詳細を教えてもらえないだとか、自分の動き方が分からないだとか、文句ばっかり言っている。
おまけに作戦は超法規的と言われてるのに、違法なことには従おうとしない。
もう、引っ込んでろと思ってしまう。
それに引き換え、二日酔いの古谷一行みたいなデル・トロの、なんと頼もしい事か。
緻密な作戦とえげつない行動力でどんどん敵の中枢に迫っていく。
結末は賛否の分かれる所だろうが、この映画ではあれでよかったと思う。
