のん

ボーダーラインののんのレビュー・感想・評価

ボーダーライン(2015年製作の映画)
4.0

「ボーダーライン」というよくわからない邦題よりも原題の「SICARIO(殺し屋)」のほうがずっとしっくりくる。


ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督のハリウッド2作目となる本作はアメリカとメキシコの国境線で行われる麻薬戦争の真実に肉薄する見応えある一本。



「プリズナーズ」でもタッグを組んだ名カメラマン、ロジャー・ディーキンスが本作でも撮影監督を務めており、映像の美しさは必見。今年のアカデミー賞撮影賞にもノミネートされている。


監視カメラ、暗視モニターなど様々な視点で物語を紡ぎつつ最後まで途切れない緊張感を生み出している。


エミリー・ブラントが主役とばかり思っていたらラスト30分で物語は様変わりし、ある人物にフォーカスが当てられている。
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