久しぶりの王道ミュージカル映画。
"ここに歌が欲しい"と思う場面すべてに歌がある。しかも名曲揃い。
どの程度史実に基づいているのかは分からないが、P.T.バーナムの波乱万丈の半生を描く。
時代設定は100年前だけど、ナンバーはあくまでも現代の曲調・テンポ感で作られていて、ストーリーもかなりテンポよく進む。
これはスタイリッシュな映像に慣れた現代の観客には丁度良いと思う。
ネガティブな要素やエピソードは最小限にとどめ、あくまでも明るく楽しくした演出も良い。「芸術は人を幸せにするもの」という精神がちゃんとある。
どこか絵画のような衣装やセットも美しい。
座長のヒュー・ジャックマンをはじめ、エンターテイナーが適材適所に配置されていてスキがない。久しぶりに歌い踊るザック・エフロンが見られたのも嬉しかった。
IMAXで鑑賞。映像も音響も素晴らしかった。