狭須があこ

ブルックリンの狭須があこのレビュー・感想・評価

ブルックリン(2015年製作の映画)
4.3
東京、横浜、鎌倉、神戸、
オシャレな街はいいですねぇ。
私も神戸に飛び出してきて2ヶ月が経ちましたが、イタリア人の彼氏はできません。なんで?

そうそうそう。
女の子はマイフェアレディでも見違えるけども、環境でも少しずつ変わっていくの。
マイフェアレディタイプの女の子って基本的に元々我が強いので、荒療治やんないと変われない子なんですよね。まぁそういうの見てるのも楽しいけども、芯の強い子がゆっくり顔をあげて自力で美しくなってゆくのって、私もっと好きなの

スゴイ素朴な話なんですけど、個人的にどのシーンも見てて楽しかったからこの映画のこと好きです。
ちょこちょこ入る寮の6人での会話とかめっちゃ好きだし、まぁ色んな人が居るんだけど別に悪役とかも居なくて、「色んな人が居るんだよね」って共感をします。
なんていうか、超共感型映画

イタリア男は女の子大好きで軽薄みたいなイメージあるけど、そこに例外も、まぁ居ますよね。
言葉が通じるのに外国人って日本人からするとピンと来ないけど、つまり日本人でいうと、毎回話にオチを期待されて困る関西人も居るんだぞ、みたいなことでしょ

たまに帰ると故郷もいい場所なんだよなぁ。
好きな人たちがいて、別に帰りたくない場所じゃなくて、実家もやっぱりいいなぁ、って思うんだけど、でもそうやって実家に居ると、だんだん思い出すのです。
ここにずーーーっと居たら、どうだったのかってことを。
人生を過ごす場所に、ここを選ばなかった理由を。

でも、生きる場所を自分で選ぶことで、大事な人を大事にする機会を逃すことも、覚悟しないといけなかったり。
自分が切り開いて来た道に、そっと道しるべを落としたり。

そんなふうに私はとっても共感したり、応援したり、こうやって時代を生きてく女の子を楽しく見たわけだけど、
ずーーっと田舎に住んでる人や、ずーーっと都会に住んでる人や、男の人とか、あんまり共感ができない人にとってのこの映画はどういったカンジなんですかねぇ。

そんであのさぁ、全然関係ないんだけど、
簿記が英語で「BOKI」って言うことにビックリして調べたら、「bookkeeping」って言ってたらしいんですよね
それがそのまま日本に来て、音から当て字で「簿記」になったとからしいよ。なんだ日本人テキトーなんだな
っていう雑学でした。

ブルックリン、キャプテンアメリカも生まれた街だもんな。
いろんな人の物語があるね。
狭須があこ

狭須があこ