アズマロルヴァケル

ON AIR 殺人ライブのアズマロルヴァケルのレビュー・感想・評価

ON AIR 殺人ライブ(2013年製作の映画)
2.9
ラジオDJが殺人鬼に音声通話越しに狙われてしまう話。

基本的には、主人公と殺人鬼ナイトスラッシャー、そしてナイトスラッシャーを追う刑事さんを中心に展開されています。そして主人公の視点と刑事さんの視点が交互に展開されていくので頭で整理する必要があります。

ナイトスラッシャーに関しては、最初は麻布の覆面を被っていたのですが、主人公と話す際はスキンヘッドのおっさんの顔が丸見えで、あっさり素顔を見せてもいいんだとある意味意外性がありました。

それで、ナイトスラッシャーはベタですが、ちょっと異常性癖なところもありまして、被害者女性の体の一部で女性の体を作っていたところは地味に気持ち悪いものでした。

しかし、ラストは解釈が必要で、何となくオチは分かるのですが裏設定があるのか説明不足が否めないところで、
主人公のDJが本当は裏ではこんなことをやっていたとはとは思うのですが、
そもそも主人公の娘が何故ゆえナイトスラッシャーに好意的なのか、何故チラッとお風呂に入っている女性のシーンがあるのか、少なくとも謎を残してしまう映画で、2回3回観ないとこの映画は伝わり難い感じはしましたね。

あくまでも続編ありきではなさそうなので、ガチでモヤモヤする映画に出会ってしまったものです。