2019.8.26 DVDで鑑賞。
随分前の里帰りの時にGEOに行くと5枚くらいあったDVDがいつも貸出中でこれだけたくさんの人が借りているって事はそれなりに面白いのだろうと思い、ネットで予告編を見たら、もう予告だけで泣けそうになってしまった。
そしてやっと見ることができた。
何だか思っていたのとは違う。それなりに面白いのだけど心の中にモヤモヤが残る感じで、素直に感動はできなかった。
ヒロインは両親と弟の4人家族で農家を営む両親を学校のかたわら手伝っていた。そして彼女以外は聾唖、聴覚に異常がないのは彼女だけという環境で育ち彼女は家族の耳となる生活をしている。
そんな彼女は別に歌うことが好きという訳でもなく、コーラスの授業を受けたのも憧れの男子を追いかけてのこと。
歌手になるのが夢とかでもなくパリの学校に行くというのはやはり家族から解放されたいと心では思っていたのかも知れない。
そして1番のモヤモヤはヒロインの家族が彼女に理解を示すどころか身勝手扱いをし、自分たちのことばかり考えていること。
てっきり唯一障害がなく産まれた彼女を応援して感動できる家族映画だと思ってたのでちょっと気分が悪くなった。結構ヒロインに辛く当たるんですよね。
まあそんなこんなも含めて感動はしませんでしたね。映画としては退屈はしなかったですが。
ヒロインが憧れている同級生のガブリエル役の青年がベビーフェイスながら将来期待できそう。