ウルフウォーカーに向け、今まで大事にしていたカートゥーン・サルーン作品を、ここのところ一作品ずつ腰を据えて鑑賞している。
安心する平面的作画と、今の技術が織りなす滑らかさと美しい色彩。バランス感覚がもう、、大変参考になります！！！とトムムーア部屋新弟子みたいな気持ちで鑑賞。
この作品はひときわジブリリスペクトが効いてて終始ニヤニヤしてしまった。ジャパニーズにはバレバレ。
ケルト神話の重層的な織り込み方はもちろん、モリーマローン像であ、ダブリンだ！とか、Benbulbenの奇妙な山とか、内輪的に散りばめられたアイルランドの断片に感嘆。
サントラは鑑賞前から聴き込んでたので言うまでもなく。
ブルターニュ地方のケルト系民族ブルトン人をルーツに持つNolwenn Leroyの歌声がとにかく美しい。
ケルティックな渦巻き模様や魚の骨みたいな古代アイルランド文字が随所に生かされた作画も眼福でした。
それでいて日本人には地方のゆるキャラにしか見えないきゅるっきゅるなアザラシもよかった。
全アートブック欲しい。
子供がいたなら迷わずサルーン教育始めます。
