題材が【WE ARE YOUR FRIENDS】に似ていたのと、パッケージの雰囲気に魅了されたので借りてみました。
うーん、やっぱり比べてしまう。
全然WE ARE〜の方が面白かったです。
音楽も中途半端、友情の描き方も中途半端、恋愛部分も中途半端。
比べることすら筋違いでした。
この作品はエレクトロ・ミュージックを物語の中心に置いているけど、彼らの音楽にかける想いが観ていて全く伝わってこない。
曲作りのシーンもほとんどなく、演奏シーンもあっさりと終わらせる。
ただ単にドラッグと酒に溺れる姿を観せられただけ。
何が面白いと思って観客に見せつけるのか。
そして尺も131分。普通だと長くは感じないけど本作は長く感じました。
淡々と。盛り上がるシーンもなく。
音楽×映画で盛り上がらないのはなかなかのやらかし方。
本作でもWE ARE〜と同様に主人公の友人が亡くなる。
しかしそこにはなんの悲しみも生じず、「死んだの誰だっけ?そんな奴出てきたか?」と思う始末。
申し訳ないけどそれレベルの出来事でしかない。
結局この作品は何を伝えたかったのか。
僕にはいまいちわかりませんでした。
鑑賞後、何も残らないです。
期待していただけに本当に残念。
雰囲気は良いと思うからもう少し脚本を練れば良作になっていたと思います。
自分には合わなかった。それだけ。