ギンズバーグの詩がアニメのイメージとして表現されてしまうのは不幸。言葉の力をもっと信じてほしかった。ジェームズ・フランコ演じるギンズバーグのインタビューより、ギンズバーグの創作が猥褻であるかどうかの裁判のくだりが良かった。無罪判決を下す裁判官の言葉「作り手は題材に対して誠実であるべき、己の言葉での表現が許されるべき、表現や報道の自由は自由な人々の国に固有なもの、国民と国家が自由であるために守り抜くべき自由である」。改めて今の時代に、もう一度その表現の自由の捉え方について立ち返り考える必要があると思った。考えよう、考えるのはタダ、最も金のかからない娯楽。