はま

ハイネケン誘拐の代償のはまのレビュー・感想・評価

ハイネケン誘拐の代償(2014年製作の映画)
2.7
実際にあった事件を基に作られた映画ってそれだけでかなり現実感があってドキドキするんだけど、事件的には「個人に支払われた史上最高額の身代金」というのが歴史的なだけ(?)で、その顛末は実にシンプルでした。映画として見ると予想を超える展開はなく、結末も想像した通りだったので微妙に期待外れ感はありましたが、その分リアルには感じました。
こういうの見ると計画犯行は1人でやったほうがいいなぁといつも思う←

【1983年。事業不振の波におわれたコルたち5人は、大富豪ハイネケンの誘拐に成功する。身代金の支払いまで辛抱強く耐える被害者、そして犯人たち…】
何か一つやましい事があると人間は不信感に苛まれて日常が送れなくなる。そんな一般人の良い例でした。そこらへんが妙にリアルで、スマートなミッション感を味わいたい人には確実に向いていない、泥臭い人間臭い一連の事件。(サムワー演じるヴィレムだけは若干スペシャリスト感あったのにちょっと笑った←)

ホプキンスはホプキンスである必要があったのかと言われたらそうでもないけど、可愛いかったので良いんじゃないですか(?)
実に地味な映画ではありましたが、放題サブタイは良いところ突いてるのかも。最後に語られるセリフが全てですね。
人間を不振に陥らせるのはお金だけじゃないと思うけど…
はま

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