fonske0114

美女と野獣のfonske0114のレビュー・感想・評価

美女と野獣(2017年製作の映画)
4.0
ディズニー展を見てから見たくなって、実写版を観賞。アニメ未見。一人の女の子と醜い獣との恋を描いた作品。
音楽と映像、特にCGがすごい。ブルーレイにあったメイキング等が熱い。


以下ネタバレ感想有。


英語字幕で見ても何とか追いつけた。
ストーリーは魔法が愛で溶けるというディズニーらしい王道もの。ただ王子がなんとかするのではなく女性が積極的に行動する。
一括で村人が誘導される場面は思考停止した凡庸なる悪にさえ見えた。城や魔法の秘密が、いいの?っていうぐらいけっこう頻繁に話された。

音楽は非常にゴージャス。恐らくアニメ版よりも豪華なのかもと感じた。
映像は色とりどりで、城のシーンは冬を表すこともあって部屋の明かり以外は基本的に暗いか青い。

CGが素晴らしく、特にエマ・ワトソンをもてなすテーブルシーンBe Our Guestは圧巻。音楽とCG、実写との組合せが違和感なく、その複雑かつ優雅な演出も細部までよくできておりここだけでも見る価値がある。それもそのはず、メイキングによると約2年半を費やし照明ディレクターらの結晶となる場面だった。有名なボールルームのシーンはカメラのアングルが思ったより一定で期待外れだった。アニメの方が良さそうだった。

そしてやはりミュージカルが苦手な自分には歌う場面が多く疲れを感じた。今作はエマ・ワトソンも含めて好きな人はすごくはまる作品だと思う。

個人的にはフランスが舞台というヨーロッパな雰囲気とフランス語、ユアン・マクレガーに特に興味を持った。他には特典映像のメイキング。ほぼロケなしで、CG とのバランスなどに驚いた。舞台裏に興味ある人は必見であろうと思った。
fonske0114

fonske0114