アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たちのあんへるのレビュー・感想・評価

雰囲気といい設定といい、何処かあの「シャッターアイランド」を彷彿とさせる映画…
決して安易に並べて比べるものでは無いが、どうしても自分の中で先入観から劣化版にしか思えない。
でも実際観てみると、ストーリーは全くの別モノと言ってもいい。まぁ当たり前だけど。

思ってたよりミステリー要素は薄め。意外と分かりやすい展開でテンポ良く物語が進む。結果、見た目ほど重苦しい内容じゃ無かった。
結末は確かに予想外だったが、なんか割りと全体的にあっさり塩ラーメンみたいなストーリーで、自分が思ってたこってり豚骨スープの様な濃厚なミステリーとは違った…。（例えが分かりづらい??）

でも物語としては良作の部類に入る作品だと思う。
この結末を仮にハッピーエンドと捉えるなら、作風は似ていても、少なくともシャッターアイランドよりかはきっと万人受けする内容のはずだろう。


“聞いた事は全て疑え。見た事は半分だけ信じろ”……半分!?