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黄金のアデーレ 名画の帰還のyutaのレビュー・感想・評価

3.8
あらすじ
グスタフ・クリムトが描いた世界的名画「黄金のアデーレ」をめぐって実際に起こった裁判と「黄金のアデーレ」に秘められた数奇な物語を、アカデミー賞女優ヘレン・ミレン主演で描いた。アメリカに住む82歳のマリア・アルトマンがオーストリア政府を相手に裁判を起こした。世界中を驚かせたその裁判は、クリムトが描いたマリアの叔母アデーレの肖像画「黄金のアデーレ」の返還要求だった。ナチス統治下のオーストリアで、ナチスによって奪われたその名画には、マリア自身と彼女を取り巻く人々のさまざまな記憶が詰まっていた。マリアとともに裁判を起こす駆け出し弁護士役にライアン・レイノルズ。ダニエル・ブリュール、ケイティ・ホームズが脇を固める。監督は「マリリン 7日間の恋」のサイモン・カーティス。

実話を基にしながら、メッセージ性の強い映画は好きなのでこの映画も期待はしていましたが、案の定面白かったです。
終始、会話劇なのにテンポよくラストに向けて盛り上がって行ったので良かったです。ナチスなどが絡んでくるくらい重い話なのですが、だからと言って暗くなりすぎず笑えるシーンもあるのが良かったです。
キャストも安定の大女優ヘレンミレンや今年デッドプールで話題にもなったライアンレイノルズなど
ベテランから若手まで豪華でした。個人的にはヘレンミレンの父親役が泣かせる演技で良かったです。後、ダニエルブリュールもチョイ役ながらもいい演技でした。協力する理由もカッコ良かったです。主演二人のコンビネーションや関係性も良かったです。

クリムトの作品はあまり知らないので黄金のアデーレの他にも見てみたくなりました。
一枚の絵から国の歴史を考えさせてくれる芸術は素晴らしいなと思いました。(映画も含め)
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