yutaさんの映画レビュー・感想・評価

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オールド(2021年製作の映画)

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よくある映画として、展開を飽きさせないために死や恋愛などの陳腐なドラマを連発するものがある。今作も次から次へと様々な展開が怒涛のように起こり休む暇がない。とはいえ今作は設定とそれが合っている。というの>>続きを読む

Two(原題)(1965年製作の映画)

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サタジットレイのトゥー 潔癖症的にセリフないのが神だという安直さの為に違和感あるのにセリフ無しでやるやついるけど今作は子供同士のコミュニケーションというのもあってそれが自然でコミカル。前半はアメリカ成>>続きを読む

ロイドの要心無用(1923年製作の映画)

4.5

映画の素晴らしさを教えてくれる映画。ラスト二十分は一文で済む展開だが全く飽きさせないどころか、一瞬の予断も許さない緊張感と無数のボケが詰め込まれた燦然と輝く名シークエンス。

ウンベルトD(1952年製作の映画)

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これは白黒のイタリア映画で数十年も前に作られたクラシックな作品なのですが、今の我々にも通ずる普遍的な人間の尊厳などを描いていてとても心に響きました。大筋としては少ない年金暮らしのある老人が家賃を滞納し>>続きを読む

ミュンヘン(2005年製作の映画)

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ミュンヘン事件1972年西ドイツミュンヘン五輪にて選手村にアラブ人テロリストが侵入しイスラエル人11人殺害した実話から始まる話。序盤にまずこれをニュースやテレビ、被害加害側の視点織り交ぜながら短く簡潔>>続きを読む

U・ボート(1981年製作の映画)

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狭い船内という閉塞感とわからない故の音の恐怖がuボートの醍醐味。潜水艦内という代わり映えしない映像面はスピーディに動くカメラがそれを感じさせない。音楽とかは戦意高揚させるものの延々と続く潜水艦生活や攻>>続きを読む

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

3.8

女性の人権的な観点のフェミニズム性で大ヒットしたのかと思ったが意外と戦争の悲惨さやホッブズ的人間を描いてる。
もちろん、女性のヒーローやネイティブアメリカンとか移民系の人達が主軸。でもまだ、現代の問題
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GANTZ:O(2016年製作の映画)

3.0

リアルな映像やグロテスクな魑魅魍魎の造形、アクションの派手さ、ストーリーのまとめ方はGANTZの世界観をしっかり保ったまま尚且つ、映像面の強みや良さを活かしている映画でした。

特に終盤のぬらりひょん
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フリー・ファイヤー(2016年製作の映画)

3.0

どんどん悪い方向へと物語が進んでくのは怖いけどワクワクもする。アーミーハマーやキリアンマーフィなど見た目変えてる。人間心理を揺さぶる展開。ブリーラーソンなど豪華。タランティーノ映画のように一瞬間のカタ>>続きを読む

ドライヴ(2011年製作の映画)

4.0

カメラワーク台詞音楽がまずかっこいい。
強盗を乗せて逃げるシーンからだが、普通ならカーチェイスでもしていきなりドカンだけどゆっくり静かな雰囲気から段々と激しくなったり落ち着いたり、なんにせよ地続き感。
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情婦(1957年製作の映画)

3.5

退院したベテラン弁護士は少々傲慢。でも周りの人達は呆れ気味でなんなら愛せれてもいる。そんなヒッチコックよろしく丸い弁護士の意固地な性格は冒頭でコメディっぽく現れるのはビリーワイルダーらしい。そこへ殺人>>続きを読む

麗しのサブリナ(1954年製作の映画)

2.8

軽妙で粋な佳作。
ウィリアムホールデン ハンフリーボガート オードリーヘップバーン など。
シンデレラよろしく悲恋に満ちた王道感傷的ヒロイン チャーミング
料理学校での無意味なのに大仰な
事業拡張の
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バーニング・オーシャン(2016年製作の映画)

3.3

ディープウォーターホライズン
の構造や状況説明やキャラ説明 こういった類の映画は事故が起こるまで暇だがこの監督のは飽きずに楽しめた。
金のために事故が起こったような人災事件。カートラッセルやマークウォ
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

3.9

シングストリート
両親の都合で不良学校に転校することになるオープニングはワクワク感ある

デュランデュラン、クラッシュ ホール&オーツ
学校前にいる女性が気になりバンドのMVのモデルになってと嘘を吐く
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夜に生きる(2015年製作の映画)

2.8

夜に生きる
第一次世界大戦をへて政府に従わず無法者として生きる事を決めたベンアフレック演じる
血で血を洗うマフィアの世界でうまく生きていたが愛に溺れて、、父と恋人を失う そして自分も刑務所に入れられ
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

3.5

ピクサーはいつもいい感じの舞台を選んでくるなと改めて感じたメキシコ、しかも死者の世界。その独創性、幻想的な異世界性はメキシコの土着的に生まれた独自の創造性だろうが、それを上手いこと物語の中に組み込み生>>続きを読む

ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

4.0

三部作 青春特有の悩みや不安や焦燥という普遍的テーマをカルタに落とし込みそれが良い効果を発揮 暗くなりすぎず笑いも適度にあり全体的に明るい印象。 青春モノの話で暗い話とか多いけど初心に立ち返ったこのべ>>続きを読む

戦艦ポチョムキン(1925年製作の映画)

3.5

やっぱサイレント映画って紙芝居的に感じる。音楽が流れてセリフは字幕。 自ずと情報量的にこちらも考えなければならないインタラクティブな感じ。遡及的に実験映画的だったのやもしれん。
ロシア革命の話と思いき
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ちはやふる 下の句(2016年製作の映画)

3.8

序盤の印象としては、前作は友情に焦点を当てていたので今作は主要3人の関係性を軸に進んでいくんだろうなと。でも、軸は軸ですがメッセージ的には少し違くて嬉しい喜びでした。

キャストは前作に引き続き魅力的
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ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)

4.0

このアプリでの評価が高く最終章公開中なので借りてきて鑑賞。

まず、キャストですが最近の若手俳優が一堂に会していて、申し分ない豪華さでした。勿論演技力も伴っていてしっかり世界観を土台を構築していました
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ONCE ダブリンの街角で(2007年製作の映画)

3.3

「はじまりのうた」のジョンカーニー監督作品なので鑑賞。

やはり「はじまりのうた」の時も思ったけど楽曲が最高だなと思いました。アカデミー楽曲賞も頷ける名曲揃いでこの映画の世界観をつくり引率していました
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スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.3

ダニーボイル監督作で有名だったので鑑賞。

まず、感じたのが実在する番組ミリオネアを軸にしてストーリーが展開されるところです。
そしてスラム街で育った青年がミリオネアで夢と大金を掴むという設定も実話で
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スターシップ・トゥルーパーズ(1997年製作の映画)

3.0

ポールバーホーベン監督作品はあまり鑑賞したことがないので、チープである意味バカバカしい毛色のタイプに若干驚かされました。

序盤から中盤にかけてのベタベタで安いジュブナイルものでよくあるストーリー展開
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.8

まず、全編に漂うノスタルジックな雰囲気(特に街並みや音楽)はこの映画の世界観を創り上げる役割をしっかりとになっていましたし、リアル路線にしたのも良かったです。(その時代の生々しい荒廃した感じが逆に主役>>続きを読む

ハードコア(2015年製作の映画)

3.0

予告編に興味惹かれ鑑賞。

まず、POVのような全編主観映像はゲームの様で画期的だと感じ、臨場感はありましたが、逆に全体的な状況がわかりにくいという問題点はあったり、主人公の顔がわからないので感情移入
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

4.0

ウォーリーなら荒廃した世界、リメンバーミーなら色鮮やかでで華やかな異世界。
そして今作では、透明な海と黄緑色の木々に囲まれた綺麗な南国の島の映画で、ディズニー映画史上一番美しかったと感じました。特に映
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裸の銃を持つ男(1988年製作の映画)

3.4

上映時間も短く重くなさそうなので鑑賞。

初っ端からゴルバチョフやイディアミンやらをバッタバッタなぎ倒しおなじみの音楽で始まる痛快で馬鹿げた映画の金字塔的作品でした。そしてそれがラストまでずっと続くの
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タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密(2011年製作の映画)

3.5

冒険ロマンアドベンチャーの秀作。

昔、映画館で観てパンフレットも買った記憶がある懐かしみながら楽しめました。

以外とキャストも豪華でCGもリアル、監督がスティーヴンスピルバーグなので懐かしのエンタ
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69 sixty nine(2004年製作の映画)

3.3

小説読み終わりホカホカの状態で鑑賞。

さすがに映画なので止むを得ず描かれないシーンが多く、小説よりも淡泊には感じましたが、良くある恋愛映画よりかはリアルで楽しい青春映画でした。

また、主役の妻夫木
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.5

CMさながらのオシャレなオープニングでガーリーな女子向けかと偏見の目で鑑賞していましたが、誰でも楽しめる定番サクセスストーリーでした。

ストーリーとしては、冴えない女子が挫折し悪戦苦闘しながらも成長
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ドライビング Miss デイジー(1989年製作の映画)

3.5

アカデミー賞繋がりで鑑賞。

まず、主役2人。
上流階級でお金持ちで毎度礼拝に行くほど信心深く生真面目だが恐ろしく頑固なユダヤ人女性デイジーと、普段聡明かつ冷静で経験豊富な知識人の役が多いイメージのモ
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.0

アカデミー賞を見て、ギリギリやっていたのですぐさま鑑賞。
1日1回こっきりの上映なのと、アカデミー後なので人も多かったです。

まず思ったのは、ある程度映画のあらすじや経緯を淡々と説明するのではなく、
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

3.8

旧スターウォーズシリーズは全体的に壮大な宇宙空間と牧歌的で雄大な風景が映えるシーンが多いレトロSFなイメージなので、それが今作でも受け継がれていてよかったです。
キャストはまず、主演のフェリシティジョ
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処刑人(1999年製作の映画)

3.5

鑑賞前は、冷静沈着で血も涙もない兄弟の殺し屋が無双する話かと思っていましたが、兄弟は意外と情味がある人当たりの良く怪我しながら弱者を助けるタイプの映画だったので嬉しい誤算でした。
また、イコライザーみ
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