こぅ

ピクニックのこぅのレビュー・感想・評価

ピクニック(1936年製作の映画)
4.0
ジャン・ルノワール監督による【ドラマ】。

パリから金物商を経営する主人デュプールは、妻のジュリエット、義母、娘アンリエット(シルヴィア・バタイユ)、婿養子アナトールの5人で、隣の牛乳屋から借りた馬車でピクニックに出かけた。それを待っていたのは…。

冒頭から瑞々しい映像、ゆっくり動く馬車から
見える建物、のちの漕ぐボートから見える湖の撮影
が、まるで乗ってる気分【主観映像】で秀逸。

ナンパ男が、レストランの扉を開けたら見える
アンリエットとママのブランコを漕ぐシークエンス
が広がり、それに被る劇伴も手伝って鮮烈、その
アンリエットを捉えた撮影も素晴らしい。

ナンパされたママの娘以上キャピキャピテンション
は一体何だ〜。


本作は、やむなき事情で40分と短尺に。

惜しいのは、終盤〜結末までのシークエンスが、
そっくり抜け落ちている事だ、、
(恐らく冒頭前も。)
にしても、【説明文】を2箇所補完して執念で完成
させた意義がある。

何れ、特典の【撮影風景】を観てみたい。
また本編も違った見方が出来るはず。
こぅ

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