最後の昭和、64年の1週間で起きた誘拐事件。
平成へと移行した時と重なり、報道も少なかったこの事件をロクヨンと名称された。
そして事件は犯人はわからずに時効に近づいていた。
組織の腐敗、自身の信念を曲げ続け汚れた仕事を行い、記者と不毛な争いを繰り広げ、虐げられる世界観。
どっぷりと組織の様式美に従っている人間の呪縛されようと言ったらおぞましさを感じる。
14年間も無意味な仕事をしながら給料をもらってる気持ちとか想像もしたくない。
生きるために仕事をしてるのに心を殺して仕事をするのは、一体何の罰なのか。
後編をまだ観ていないのでこの重々しく没入感が高い作品でどう展開していくのか楽しみです。