『 オシャレは足元から 』
駅の構内でしばしば見かける『靴・ヒールの修理屋さん』の看板を見ると思い出す、靴職人アダム・サンドラー×魔法のミシン がこの映画。
そのミシンで繕った靴を履くと、自分の体がその靴の持ち主になってしまうハンサム・スーツならぬハンサムシューズ。その魔法による、寂れた靴職人のドタバタコメディが繰り広げられる。
中盤のウェットすぎる展開と煮え切らないギャグが、どうにも空振って、例えば、緊迫した状況でスタンガンを自分の体に当ててその場に倒れたりする。
全編、アダム・サンドラーに
『何で、見ているこっちが恥ずかしくならないといけないんだ!』
と思ってしまう。
兎にも角にも、監督トーマス・マッカーシーというより、アダム・サンドラーの色が前に出過ぎてバランスが取れていない印象も感じつつ。後半は、魔法のミシンを活かした『俺たちの街を取り戻せ!』的なクーパーモノのような爽快感があった。
ちなみに、『変な顔の男』ことスティーブ・ブシェミが靴屋の隣の床屋の主人をやっています。
もちろん、もちろん、全国の中学生男子が期待するであろう、他人なりかわりからエロいことをちゃんとやってくれますので、ご心配なく。
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