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ワンダーウーマンのwhiskeyのレビュー・感想・評価

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)
3.7
第一次大戦期のヨーロッパを舞台に、平和を愛するワンダーウーマンが活躍する。ドイツの陰謀家とマッドサイエンティストが凶悪な化学兵器による殺戮作戦を遂行しようとしていて、その背後には人間を醜い争いに導く邪神がいる。その邪神を倒せるのはダイアナ=ワンダーウーマンしかいない、という設定。

ハーケンクロイツが出てこないので何故かなと思ったら時代が違うのだね。ヒトラーも出てこない。

噂通り、ガル・ガドットがとても美しい。女性の身分が軽んじられていた時代に、強くて逞しく、清く正しい心を持った女性が活躍するという話は普通に格好良かったし、何よりガルガドットの雰囲気と存在感に合っていた。彼女が演じることで、説得力が増していたと思う。

映画としてはちょっと長い。出自を表現するため、ダイアナの生まれ育った島の話から始まるので、なおさら長く感じる。ラスボスとのラストバトルもちょっと(ネガティブな意味で)漫画っぽくて微妙。

好きなシーンは、ロンドンの大きなブティックで、ダイアナがいろんなドレスを次々と着せ替えするところ。一種のサービスシーンだね(笑)あと、ロンドンの街角で、悪者たちと戦うシーンが面白い。男(クリス・パイン)がダイアナを守ろうとしたけど、彼女がえらく強いことに気づき、逆に彼女に守ってもらうという展開。

「トレインスポッティング 」のスパッドが出てて驚いた。なかなか良い役。故郷の島で、ダイアナに武術を指南する女将軍は、ロビン・ライトという女優さんがやってる。彼女は「ドラゴンタトゥーの女」で主人公の愛人である美人編集長を演じてた方。もちろん、まったく気づかなかった。彼女が「フォレストガンプ」のヒロイン役だったとつい最近知った。きれいな人。
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