たまこ

禁断のケミストリー/ベター・リヴィング・スルー・ケミストリーのたまこのレビュー・感想・評価

3.3
嫁には相手にされず、思春期の息子は問題児。そんなパッとしない毎日を過ごす薬剤師のダグは、義父から薬局経営を引き継ぐことに。
ある日、薬の配達先の豪邸で、美しい人妻と出会い恋に落ちてしまう…。

薬剤師としては、向精神薬をあれこれ組み合わせて自己流スーパードラッグを製剤しちゃうシーンは面白い。
あんな適当に作って如実に効果が現れるのかは疑問だが。

ストーリーは、いろいろ事件が起きてしっちゃかめっちゃかになるけど、結局収まるとこに収まってしまい全体として薄い印象。
だが、ちょこっとしか出てこないレイ・リオッタとジェーン・フォンダ(ナレーターはずっと彼女)の存在感が半端ない。

あと、サム・ロックウェルはやっぱりいい男。
どんな役を演じさせても抜群にうまいし、ちょっと悪そうで危うい魅惑を備えた男。
そんな男性薬剤師はまず存在しないがな。
たまこ

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