鍋レモン

禁断のケミストリー/ベター・リヴィング・スルー・ケミストリーの鍋レモンのレビュー・感想・評価

4.3
⚪概要とあらすじ
『スリー・ビルボード』でオスカー受賞のサム・ロックウェル主演のサスペンス・コメディ。

町の小さな薬局を営む薬剤師のダグ(サム・ロックウェル)は、愛想の無い妻と、思春期真っ只中の息子、さらに世話焼きな義父に囲まれ、毎日に嫌気がさしていた。するとある時、処方された薬を届けた先に現れた絶世の美女・エリザベスと出会い、二人はすぐに情事に及んでいく。日毎、薬局の薬剤を調合してはハイになる二人は、エリザベスの夫・ジャックを殺して駆け落ちする計画を立てるのだが...。そんなダグの元へある日、麻薬捜査官が現れる...。

⚪感想
「息子が学校に便をまき散らしたと?」

ドタバタコメディちっくで爽快感があってこんな面白い浮気の映画があるとは!!
平均スコアから期待していなかったから尚更面白かった。

サム・ロックウェル演じる主人公のダグの序盤の辛さ。役にピッタリ。
息子は思春期でオレオ潰していちご牛乳入れたのみたいなの食べて、窓は黒く塗り潰してるし、半裸でギター弾いてたり、学校で脱糞したり。妻は構ってくれないし、子供のことを押し付けるし、義父は世話を焼いてくるし、仕事も真面目に働かないやつや色んな問題を抱えて来る客で大変。
そんなこんなで素敵な美女エリザベスと浮気して、薬剤師であることを活かして凄い薬を作っちゃう。
薬の効果で謎のダンスを踊るの良かったし、犯罪を犯してもどこか憎めないし応援している自分がいる。

登場人物がそれぞれ違った個性を持っていて面白かった。お客さんに合った薬を出すシーンが好き。

主人公と息子が本音で打ち解けて忍者ごっこするところは最高にテンションが上がったしほっこり。こういうのたまらなく好き。
息子もめちゃくちゃ可愛いじゃないか!!

美女のエリザベスは森星さんに少し似てた。美人だし、表情が豊か。スタイルもいいしオシャレ。

レイ・リオッタどこかで観たことあるなと思ったり『アイデンティティー』だった。

家族と美女と薬とと上手く掛け合わされていて、脚本もヒネリがきいてて、演出も素敵で観てよかったと思える映画だった。

展開とオチが好みすぎる。

サイクリングウェアの一番下ってあんなえっちなのか...。

⚪鑑賞
GYAO!で鑑賞(字幕)。
鍋レモン

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