劇中劇で原作の"wの悲劇"を描きつつ、その舞台出演をめぐる舞台俳優たちのストーリーにも話を重ねた構成。こういう構成は好きなので、ドロドロはしてたけど、面白い。
薬師丸ひろ子の可愛さに加えて笑い方が今も変わらないし、その他キャストも、若い頃を見れて楽しい。
女性たちがのしあがるには男を使い、裏切りながら駆け上がることもあったり、子供を産むこととキャリア形成、ということへの問いは今も時々言われるステレオタイプな話だし、そういう点でも、何度もドラマ化されたりする所以なのでしょうか?(見たことないけど)
エンドロールで、妹尾河童って舞台美術の仕事もしてたんだ!という発見。だから?河童が覗いたシリーズって、空間を観察するパースがイキイキしてるのかと。
さらに、舞台監督役兼舞台監修に蜷川幸雄、音楽は久石譲、などなど、エンドロールも必見でした。