makkkkismさんの映画レビュー・感想・評価

makkkkism

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[映画]
2017年以降に観た作品の備忘録。映画を通じて、音楽・文学・歴史…世界が広がるのが楽しい。
[ドラマ]
基本的に娯楽。覚えている限り遡りつつ記録。

☆☆☆☆☆
4以上...何度でも観たい
3.5以上4未満...良かった
3以上3.5未満...そこそこ
2以上3未満...んー、判断できない
2未満...苦手かも

映画(180)
ドラマ(92)

誰も知らない(2004年製作の映画)

4.0

子供たちの会話や映し出される姿がとても自然。無邪気さに笑顔になり、ふとした会話や渇いた表情に胸が締め付けられる。

ささやかな願いが、とてつもなく大きな願いに感じ、いつか…という希望を抱かせる母親の言
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ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

4.0

薬物依存を克服しようとする青年とその家族の実話を基にした話。薬物が体に与える影響の怖さ、そして克服の道のりの過酷さがひしひしと伝わる。
薬物依存者にとって、問題は薬物依存そのものではなく、何かから逃げ
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22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

3.3

本が売れない時代に注目を集めるであろう本を出版し、SNSで熱狂し、メディアに踊らされる、そんな世の中を皮肉った作品として面白い。

ただ、なんというか、映像がどことなく下品で、当時、この予告編が映画館
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

3.5

M:Iシリーズは2までしかみてないな(しかも3が上映されるより以前の鑑賞笑)なんて思い出し、久々に。

急造チームわずか4名で侵入してるし、作戦期間短そうなので、何気にすごい。でも、ジャン・レノがマン
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ぼくらの七日間戦争(1988年製作の映画)

3.5

"期待されない中学生の汚名を返上することを断固誓います!"

学校の管理主義に反旗を翻し、中学生らしい会話と大人を圧倒する闘いっぷりは、ホームアローンにも通ずるクスクス笑える仕掛けから何故か戦車まで登
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SOMEWHERE(2010年製作の映画)

4.5

ぐるぐる回りだしたら、摩擦がなければ止まらない運動みたいに、気づかぬうちに、自分の生活が勝手に回っている時がある。

私はそれもいいなと思うのも正直な気持ちとしてあるけれど、”ここ”から”どこか”へ踏
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あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

4.1

甘酸っぱくほろ苦い時間を経て、人は成長するという感覚が名一杯詰まった作品。
純粋無垢なウィリアムの目と、自信に満ち溢れているようで今にも壊れそうなペニー・レインの放つ光が眩しい。

キャメロン・クロウ
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.7

毎日、同じようなルーチンで生活し、自分の信じることを続ける。
それは、何も変わらないのではなくて、変わらないものがあるから、変化を感じるし、変化するんですね。

〇〇なんですね…と続く会話。
親しみと
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イヴサンローラン(2010年製作の映画)

3.7

イヴ・サンローラン死後に撮影された、彼のパートナーであるピエール・ベルジュ(1930-2017)が、イヴと過ごした時間に集めた膨大なアートなど調度品を競売にかける過程を通して語られるドキュメンタリー。>>続きを読む

トラベラー(1974年製作の映画)

3.7

初アッバス・キアロスタミ作品。

サッカーを見に行きたい!という目的を果たすための資金集めから始まる"トラベル"。

あらゆる場面で子供に対して容赦がない大人に驚き、大人に動じない子供もすごい…。もう
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ベニスに死す(1971年製作の映画)

4.0

久々の午前10時の映画祭。
美しさと醜さのコントラストがすごい。

心の病の療養のためにベニスを訪れた初老の作曲家アッシェインバッハが、美しき少年タージオ(映画見るまで、女性かと思ってた)に目を奪われ
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お熱いのがお好き(1959年製作の映画)

3.8

終始クスクス笑い、最後に声出して笑った。無理のありすぎる女装は、最早おかしすぎて、楽しい作品でした。
"I Wanna Be Loved by You" を歌うマリリン・モンローの色気ってすごい。
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.0

“That’s All.” これを聞くと、なんだかニヤッとしてしまう。

冷静な口調でものを言うというのは、圧倒的な力があるというのを、この映画で改めて確認。
それでも、その状況下で上司の要望にベスト
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.6

“He Wanted Me Before I Was Smart”

メアリーとフランクの関係がとにかく微笑ましい。
こどもは人の愛情を見抜くというのはよく聞くけれど、メアリーのそれは、本当にシャープ
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サタンタンゴ(1994年製作の映画)

4.0

約150カットの超長回しの映像によって紡がれた12の章で構成される438分の長編。

上手くつかめない時代性や独特の構成、そして陰鬱な長雨が、退廃的で悪夢から抜け出せないような、あるいは、映画に流れる
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ビル・カニンガム&ニューヨーク(2010年製作の映画)

3.8

アナ・ウィンターに「ビルのために洋服を着ている」と言わせた、ファッション・フォトグラファー、ビル・カニンガム(1929-2016)の人物がよくわかるドキュメンタリー。
(グリーンブックのドン・シャーリ
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永遠の僕たち(2011年製作の映画)

4.0


事故で両親を亡くし、葬式巡りをするイーノック(ヘンリー・ホッパー)、ダーヴィンを尊敬し虫や鳥の生き死にに興味を持つ余命3ヶ月のアナベル(ミア・ワシコウスカ)。二人から醸し出される、今にも壊れそうな若
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ハムレット(1996年製作の映画)

3.9

見事な悲劇。

シェイクスピアの紡ぐ豊かな言葉を前にして、「見事」と「悲劇」を同居させることでしか表せない自分の語彙力にがっかりするけれど、ハムレットの生きる世界がそこに広がっていた。

一つの罪が引
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リプリー(1999年製作の映画)

3.6

誰かになりすますことによって、ありのままの自分で生きる苦悩は克服できるのか。そんな屈曲した心がよく描かれている。

『太陽がいっぱい』(1960)のリメイク、というより、同じ原作から作られた別の作品。
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若者のすべて(1960年製作の映画)

4.2

まともにあらすじを読まずに見始めると、5人兄弟という設定は把握するのが難しくて初めは苦労したけれど、5人を描くことで、どの時期(何歳の時)にどこで過ごし、生きる問題(労働・金)に直面し、移民として都市>>続きを読む

俺たちに明日はない(1967年製作の映画)

4.0

これが、かの有名なボニーとクライドなのですね。映画の引用が多い海外ドラマとか見てるとたまに出でくるので、いつか見てみたいと思いながらやっと手をつけました。

実際のボニーとクライドの恋愛関係がどうだっ
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あと1センチの恋(2014年製作の映画)

3.6

想像以上にバッドタイミングのオンパレードなおとぎ話のような映画。わかりやすいライフステージの様々なトピックを、軽やかすぎるくらいさらりと描いていて、爽快。

印象的な光を纏うような映像は、眩しすぎてそ
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.7

暴力は悲しみと怒りをもたらし、また暴力を生み出すという、人間の嫌な感じを見事に描き、演じられていて、終始、Fワードを始め、平気で差別的な態度や言葉、人を傷つける言葉を吐き出す会話は、見ていて(聞いてい>>続きを読む

I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

4.0

ショーン・ペンとダコタ・ファニングをはじめ、キャストの演技が本当に素晴らしい。
以前見た時、大号泣しながら見た作品だったけど(2度目はそうそう同じように感動できないタイプなのですが)、本作は久々に見て
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父親たちの星条旗(2006年製作の映画)

3.6

アメリカの"英雄"たちのそれぞれの姿に戦争と政治のさまざまな矛盾を見、あらゆる前線で戦う人たちが、如何に国家に利用されているのかがよくわかる。
戦場にいた人たちの中には、作り出された英雄がいるだけ。そ
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硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)

3.6

戦場を描く映画としては、目を覆いたくなるような直接的な描写は少ない作品ながら、戦争の無慈悲さを心に訴える作品。特に、直接的な攻防による生死だけでなく、戦況に迫られた死、過酷さ故に荒れ果てていく心の苦し>>続きを読む

一枚のめぐり逢い(2012年製作の映画)

2.5

ニコラス・スパークス原作なので、美しい自然と恋愛模様を堪能しようと観賞。

戦場で生き残った者、大事な人を亡くした者、それぞれの立場が隔てる、言動のちぐはぐが狙いの一つなのか…だとしても、元夫キースを
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新聞記者(2019年製作の映画)

3.7

この映画で描かれた"物語"をみて、これが現実だとしたら、自分はどう思うか。

それを、私たちにより強く突きつけるために、ほとんどの人が記憶に新しいであろう出来事をモチーフにしているため、描かれているフ
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総統の顔(1943年製作の映画)

-

第二次世界大戦中にディズニーが作ったプロバガンダ的なショートフィルム。約9分程度で、ヒトラーや昭和天皇、ムッソリーニと思しき絵も掲げて枢軸国を皮肉り、如何にアメリカが良いかとドナルドダックに演じさせて>>続きを読む

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

3.7

9.11やドレスデン爆撃の話など、罪のない市民が巻き込まれた悲しい出来事と残された者の苦しみ。なぜ、どうして、と問うても、答えにはならない。
だから、答えを明らかにすることよりも、過程=結果に行き着く
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フィフティ・シェイズ・フリード(2018年製作の映画)

2.5

ダコタ・ジョンソンとジェイミー・ドーナンが美男美女。それに尽きる。

2作目までは立て続けにみたけど、あまりに中途半端な感じだったので、つい原作とやらをさらっと読んでしまい、もうなんていうか、その内容
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ANIMA(2019年製作の映画)

3.8

夢をめぐるいろいろな想い・解釈が詰まっていて、かっこいい。


トム・ヨークって踊るんだ!こんな風に歳を重ねているんだ!と、ほとんど音しか聞かないタイプの私には驚きの詰まった、出会いでした。

かぞくのくに(2012年製作の映画)

3.6

漠然とこういう事実は想像できたけど、”確実に”こういう出来事が起こっていた(いる)ということを、(作品自体は事実を基にしたフィクションではあるけれども)目の当たりにし、静かに心を揺さぶられる作品。>>続きを読む

狂った果実(1956年製作の映画)

3.6

美しい女性へ若者が抱く想いは瑞々しい果実のようであり、そこに翻弄されて生み出される怒りが狂気へと移り変わる様相が描かれたエンディングは凄かった。そして、場面転換の構成や空撮とか、文字で記された物語が映>>続きを読む

25日・最初の日(1968年製作の映画)

3.6

初ユーリー・ノルシュテイン作品。
切り絵でこんなにかっこよく、スピード感を見せつけられるとは驚き。

絵のテイストが複数あったり、最後にレーニンの声が入ってたりと、複雑さもあるけど、民衆の怒り沸き立つ
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ブエノスアイレス(1997年製作の映画)

4.0

帰るところがあるというのは、人は自由になれるということなのかもしれない。

一緒にいると喧嘩ばかり、でも、やっぱり愛していて、自分のものだけにしたくなる。激しく揺れ動く感情が、アルゼンチンのタンゴと合
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