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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリーのslowのレビュー・感想・評価

3.6
「君たちのコールサインは?」
「ロ、ローグ・ワン!」
「?(シリーズに)そんなの無いぞ…」
「今からあるんです!キリッ」

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数あるSWシリーズで
旧三部作を"本流"とすれば
コチラは本流に繋がる「橋渡し」

廚二病患者(ジェダイ)がいないため、
フォースの祈りが廚二心ではなく
"神への祈り"のように描かれてるのは良かった♪

仲間集めの中盤はベタすぎて
「ファンタビにすれば良かった…」
と、心底思いました。。。

そう、あの怒濤のラスト30分までは…!

後半シリアスに話が傾く事で
旧三部作で形の見えなかった「希望」が
やっと観客に目に見える形で
伝わったなと感じました…(ノ´∀`*)♪

でも,アクション以外の魅力が乏しい…
笑いもスベってるし、
親子ドラマも薄く、
悪役の出番も味気ない。。。

「この煮えたぎる気持ちは旧三部作で解消して!」

そういう意図で作られたのなら、
『ゴジラ』で使った"焦らし"技が
今回は「外伝」として上手く効いており、
"旧三部作がベスト!"とするSW信者には
良作の部類だったのでは?

私はSW信者ではないので、
「SWじゃない部分」に胸ときめきました♪

冒頭の陰鬱な戦争映画っぽさ、
カンフー技でキレッキレの盲目戦士!
スペクタクルな爆発からの逃走劇!
デッカイ敵ロボットの怪獣っぽさ♪

ただ、一番許せなかったのは「BGM」

映像と音楽の感情面に差があり、
場面が切り替わっただけなのに
「パンパカパーン!ズンチャカズンチャカ♪」
涙を誘うシーンでは…
「ジャンジャーンッ!!!ジャーン!!!」

心の声「音楽うぜー…( ̄~ ̄;)」

でも父のホログラムをジンが見る場面。
あそこだけはBGMが静かで切なく、
うるっとくるものがありました…‼

ディズニーのお偉いさんが
「暗すぎるからSW寄りに」と指示したのは
音楽にも悪影響してますね。。。

ワクワクドキドキな音楽より、
切ないトーンのほうが本作には合ってる!
予告編2のトーンが一番良かったのに。。。

私的に一番驚いたのはフォロワーの皆さんが
全然ネタバレしてないこと!
観る前は情報遮断するために
本作のレビューだけはあえて飛ばしてましたが,
ネタバレ嫌うのを配慮して
レビューなさってる皆様の心意気に
すっかり感動致しました!泣。。。

皆さんを信じるフォースが
私には足りなかったんだと反省!
本作で希望を信じてなかった人とおなじだ…

私はこれから信じる!フォースと同じく、
皆さんのレビューをッ!!!


教訓「虫ケラと侮ると足をすくわれるゾッ!」
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