ニャーニャット

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリーのニャーニャットのレビュー・感想・評価

3.9
ラスト30分の文字どおり「希望」を繋いでいく展開は今年一番の盛り上がりになった(僕の中で)。また、シリーズ通して最恐のダースベイダーを観られたこともほんと最高だった。

過去のスターウォーズ作品の中でもかなりビターな雰囲気で、手を汚しながらも大義のために闘う反乱軍の姿も初めて描かれ、スターウォーズの世界観にもう一枚厚みか加えられた印象。

ファンタジーな要素は抑えられ、まるで戦争映画を観てるような感じ。それこそ最後の闘いで南国に炎が燃え広がり、血でそまっていくのはベトナム戦争さながらの雰囲気。ジェダイのいない闘いに物足りなさを覚えるとこもなくはないんだけど、こういうスターウォーズもいいもんだなと。

けど、名のなき者たちがギリギリのところで希望を繋いで戦ってるときにヨーダやオビ=ワンは何やってんだっていう妙な怒りが湧いてきてしまう一作にもなりました(笑)

まぁ、エピソード7のルークにも言えたことなんだけど(笑)